日常的にラップトップやデジタル一眼を持ち歩くことが多いので、これまでバックパックやショルダーバッグなどはそれなりに試してきました。使用環境や好みによって様々とは思いますが、当方の場合防水性とタフな点が基準となります。自転車での行動が多いのでバランス的にはバックパックが良いのですが、街中でデジタル一眼を持ち歩くと面倒も少なくありません。なので、現在はORTLIEBのZip-City (Mサイズ)を愛用しています。個人的にORTLIEBはかなり信頼を置いているブランドで、ラックパックも長旅には欠かせないアイテムとなっています。ラックパックは例えるならポケットの無い口の大きな袋なので すが (Zip-Cityは内側にポケットを取付可)、そのシンプルさが逆に使い易かったりもします。値段も手頃、乱雑に扱ってもタフで、例えば南西諸島の強い雨にも全くへこたれませんでした。バイクの荷台にしっかりと括り付けてもビクともしません。用途が違うので比較にはなりませんが、WXtexのニューモを同様に扱ったところ表面が擦り切れて小さな穴が空いてしまいました。とは言えニューモもかなり便利なアイテムなので、当方は5L, 15L, 25Lを各数枚ずつ持っています。Zip-Cityもまたタフな素材とタイジップにより雨風から荷物を守ってくれます。構造がシンプルなので23Lだとデジタル一眼に13インチのラップトップ、その他付属品を十分収納することが出来ます。ところが無理が利く故に詰め込み過ぎてタイジップが途中から開くようになってしまいました。面を合わせて閉じれば問題無いのでその後も使用していますが、良い機会なのでその他のショルダーバックを物色してみることにしました。最終的に選択したのがARC’TERYXのMistral 21。ARC’TERYXもまた防水バックパックに定評があります。当方も次回AC2シリーズの購入を考えてます。ARC’TERYXは以前QUIVERを使っていたのですが、容量が中途半端だったのであまり使わなくなっていました。Mistralの場合21Lなので十分な容量を確保出来ます。

まずはファーストインプレッション、見た感じはそれなりにタフそうですが、素材の安心感はZip-Cityの方があると思います。構造上の理由かもしれませんが、外側にあるポケットのジップが雨に弱そうです。止水ジップはアークテリクスの十八番なのですがMistralの場合は違うようで、実際雨天時にどうなのかは試してみないと分かりません。

ロールトップなので本体は雨にも強いと思いますが、やはり防水性に関してもZip-Cityに分があると思います。ただしクッション性に関してはQUIVER同様バックパネルに剛性と弾力性があり、デジタル機器には優しいでしょう。本体中のポケットは四つ、個人的には一つくらいしか使わなそうですが、人によっては便利だと思います。ぱっと見の容量は少なそうですが、底の構造が独特なので13インチのラップトップとデジタル一眼、その他必要なパーツ程度なら収納可能です。ただZip-Cityと比べ2Lと容量は少ないのですが、外観は若干大きく感じます。
参考までに内容物は下記 (容量的にはぎりぎりな感じ、結構重いです)
シールラインコンピュータースリーブ M
サイズ:約27×35×4cm
MacBook 13インチ収納
PACIFIC OUTDOOR (ケーブルバッグ1)
サイズ:23×8×14cm
ケーブル、ACアダプタ、カードリーダー、2.5HDD(USB)等々。
シールライン シール・パック
サイズ : 8×20×20cm (ロールトップなのでおおよそのサイズ)
ブロアー、予備のバッテリー等々。
Nikon D200

外側のポケットにはA4サイズのノートなどを収納出来ます。中には更に小さなポケットが7個あるのですが、狭く浅いので、例えばペンや目薬等小物を収納出来る程度になります。

左右ショルダーの付け根にある二つのポケットは小さく、ノーマルのiPhoneで収納可 (写真はノーマルの状態)、外付けバッテリー (当方の場合Mophie Juice Pack for iPhone 3G)を装着していると入りませんでした 。

iPhone用にはPORTER iPod/iPhone ポーチを外付けしてます。Mophie Juice Pack for iPhone 3Gを装着しても収納可。Mistral側のポケットにはGENTOS 閃 SG-300を収納してます(高さはギリギリ)。ちなみにMophie Juice Pack for iPhone 3Gはサイドのラバー部分が熱のためかズルズルになるトラブルが話題になりましたが、当方のも同様で、結局剥がしてしまいました

ロールトップ部分はペットボトルやウインドブレーカー等を収納可。これはかなり便利だと思います。写真はTHERMOS FBX-1000F (1L)。

Mistralの場合補助ベルトが腰に付いていて、自転車に乗る場合これが最大のネックでした。慣れの問題かもしれませんが、Zip-Cityは補助ベルトが襷掛けの状態になるので安定感があります。腰止めだと左右にブレるので違和感があり疲れます。ところがARC’TERYXの秀逸な点として補助ベルトの取り外しが可能、当方は襷掛けになるよう補助ベルトの位置を変更しました (そのままでは無理だったので、使わない他のベルトのパーツを一点流用)。

これで背負い心地も問題無くなりました。
総評としてタフさはZip-Cityと思いますが、Mistralもまた便利で良く出来ていると思います。Zip-Cityと同様長く使えそうな気がします。ショルダーバッグは華奢な製品も多いので選択肢も少ないのですが、十分納得の製品でしょう。結果は今後分かると思います。ただ素材はバリスティックスーパーパックナイロンを使用しているといえど少々華奢な感じもします。ORTLIEBのような使い方は出来ないと思われます。その点で考えると、コスト的な面も含めORTLIEBの防水性とタフさは群を抜いています。例えば万が一ARC’TERYXの機能性とORTLIEBのタフさがコラボするような製品が出るなら、当方は間違いなく購入することでしょう。ちなみにMistralはサイズが8, 16, 21の三種類があります。