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佐野元春

先日Skypeで幼馴染みと話をしたのですが、久し振りに佐野元春が話題となりました。佐野元春と言えば国内でも数少ない本物のアーティストだと言われています。当方も中学時代に好んで聞いた、数少ない邦楽ミュージシャンの一人でした。その後邦楽自体をあまり聞かなくなり、「VISITORS」になるともう内容は覚えてないのですが、商業的に成功しなかった「VISITORS」はその後名盤と呼ばれるようになります。
「SOMEDAY」等で成功を収めた佐野元春ですが、1983年に単身渡米、NYでの生活の中でヒップホップと出会い、その後「VISITORS」を完成させたと言われています。

果たして佐野元春が触れたアメリカがGrandmaster FlashやThe Sugarhill Gangなどのオールドスクールだったのか、それとも、その起源の一つと言えるLAST POETSなどポエトリー・リーディング系なのかは知るよしもないのですが、少なくとも当時のNYに刺激を受け、それまでの成功したスタイルを崩してでも時代を追い掛けた姿には、一リスナーとして「日本で数少ないアーティストの一人」と呼ばれる理由を理解出来るように思います。佐野元春の楽曲が歌詞を大切にしていることからも、一つの流れとして受け取ることが出来るでしょう。

ヒップホップを含む黒人音楽の起源には諸説あるようですが、少なくとも口承文化が黒人音楽に与えた影響は多大だと思われます。奴隷時代に読み書きを禁じられた黒人にとってワークソングや口承は唯一無二、生きる術だったのかもしれません。例えばオバマ大統領の演説などには、その過酷な時代を生き抜いた言葉の歴史が宿っているのでしょう。佐野元春もまた、当時のNYに存在した言葉の力に強く惹かれたのでは、と想像したりします。

ちなみに歴史と音楽は密接に繋がっていて、調べてみると面白いです。例えば、キューバ革命が無ければサルサは生まれていたのだろうか?、などなど。無駄な仮説にはなりますが遊べます。ここに記載している黒人の歴史や音楽についてはかなり端折ってますので、興味がある方は調べてみて下さい。

時にBruce Springsteenのコピーなどと言われたりもしているようですが、個人的にはメッセージ性なども含め、大きく一線を画すように思います。クロスオーバーやクラシック音楽における楽譜が音楽の常道ならば、影響を受け、学び、実際に触れ現場で垣間見たのであれば、それは尊敬の念になるのだと思います。日本で初めてヒップホップを取り入れ、インターネットにおいても先陣を切った佐野元春というミュージシャンは、やはり類い希なアーティストなのでしょう。9.11テロの後に配信した「光」にしても同様です。改めて、「佐野元春ってスゲー」と、幼馴染みと共に感心しました。ちなみに「光」は2005年8月17日にリリースされているのですが、Webサイトにある「ハートランドからの手紙#134」は深く印象に残っています。2009年現在でも色褪せていません。

「光」

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Posted by on 4月 18th, 2009 and filed under All, Life, 音楽. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.

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